立憲民主党の野田佳彦代表は11日までに党本部で開いたスポーツ紙合同インタビューで、参院選(20日投開票)東京選挙区(改選6、欠員分1)について言及した。
激戦の同選挙区に、自民党は現職で前厚労相の武見敬三氏、新人で初代スポーツ庁長官を務めた鈴木大地氏を擁立。日本維新の会は音喜多駿氏、国民民主党は元NHKニュースキャスターの牛田茉友氏と奥村祥大氏、そして立憲からは塩村あやか氏、奥村政佳氏の2人を立て、計32人がしのぎを削っている。
奥村氏は2001年、アカペラボーカルバンド「RAGFAIR」でメジャーデビュー。第53回紅白歌合戦に出場して、昨年まで保育士として活躍していた。昨年4月、現職の参院議員だった須藤元気氏が衆院東京15区補欠選挙に立候補したことで自動失職し、旧立憲比例名簿で次点だった市井紗耶香氏が繰り上げ当選するも本人に議員活動の意志がなく即日辞職。結果的に次々点だった奥村氏が繰り上げ当選となって参院議員となった。
つまり奥村氏にとって今回の参院選が初めての選挙戦。一部の情勢調査では苦戦が伝えられる中、立憲は今後どうテコ入れするのか?
野田氏は「奥村氏はなんとか(当選)圏内に入れたいんですよね。今回の東京は大激戦じゃないですか。主要政党は全部(候補者を)出してきてるし、知名度の高い人も多いので、そのなかで7人の中に2人を入れるのは結構大変なんですけど、奥村氏はなんとか入れたい。だから知名度のある蓮舫さんと一緒にやっていることによって、相乗効果になっていければいいなと思っています」と蓮舫氏との〝ジョイント選挙戦〟が策であると明かした。
当選圏内に入るためには「奥村氏は保育の現場をよく知っているので、(保育の)現場感覚の話をしていくと、その場その場で(有権者に)刺さる話ができると思いますのでね、より一層奮起しないと…。彼はいろんな人が心配している。献身的に仕事をしてくれていたので、共感して彼を助けたいと思っている人がたくさんいるんですよ」とエールを送った。
それでも奥村、塩村両氏のダブル当選を実現させたい野田氏には、大きな心配事があるという。
「東京で蓮舫さんは知名度があるし、強いし支持者も多い。心配なのは東京選挙区で『(有権者が投票用紙に)蓮舫』と書かれることです。これだけが心配です。(投票用紙の)1枚目には(奥村氏か塩村氏)、2枚目に蓮舫さんという形にしたいですね」と野田氏は語った。
投票所で受付を済ませたあと、まず手渡されるのが選挙区の投票用紙。こちらは候補者から1人選んで名前を記入するので、(東京選挙区の候補者ではない)蓮舫氏の名を記入してしまった場合は無効票となる。続く2枚目、比例代表の投票用紙には個人名か政党名のどちらを書いても有効。政党が比例で獲得した議席は個人名が書かれた得票数の多い順に当選が決まる。












