米女子ゴルフツアーメジャー第4戦「エビアン選手権」(フランス・エビアンリゾートGC)は10日に開幕する。昨年優勝の古江彩佳(25=富士通)をはじめ、渋野日向子(26=サントリー)ら日本勢12人が参戦。史上初の日本人によるメジャー2連覇が期待される中、渋野は5大メジャー全試合トップ10入りに再び挑む。
王手をかけた昨年は失敗したが、今季こその達成はなるか。今大会を皮切りにメジャー最終戦「AIG全英女子オープン」(31日開幕)など3試合が行われる。渋野はメジャー第2戦「全米女子オープン」の7位が米ツアー唯一のトップ10入りし、ポイントランキング78位。優勝が理想だが、少なくとも同ランク80位以内のシード確定に前進するような成績が求められる。そんな中で「エビアン」では、ちょっとした記録をかけて臨む。
2019年の「全英女子」優勝からメジャーキャリアをスタートさせた渋野は、20年の「全米女子オープン」で4位、22年の「シェブロン選手権」で4位、昨年の「全米女子プロ選手権」で7位となり「エビアン」を除く4つのメジャーでトップ10入りを達成した。昨年大会も同じ条件で臨んだが、51位に終わっていた。
渋野は毎年同じコースで行われる今大会を苦手としている。米ツアー本格参戦1年目の22年に初めて出場するも、あえなく予選落ちし、23年は決勝ラウンドに進んだものの59位フィニッシュ。実は昨年の51位が大会最高成績というほどだ。考えられる要因は傾斜に置かれたボールを打つのを、苦手にしているからだろう。エビアンリゾートGCは、距離が長いコースではないが、フェアウエーの傾斜がきつく、その対応力を求められるのだ。
昨年に古江が勝ち、メジャー昇格前の09、年に宮里藍(サントリー)が2勝を挙げたのは偶然ではない。両者とも飛距離で劣るものの、ショットの精度には定評がある。傾斜に対応したショットを繰り出して好スコアにつなげていた。
4度目の「エビアン」で渋野は進化を示したいところ。直前のメジャー「全米女子プロ選手権」では予選落ち。決勝ラウンド進出を目指した2日目の16番でトリプルボギーを叩くなど79の乱調に「16番のトリプルが悔やまれる。あと2日間やりたかった」と厳しい表情だったが、メジャーの悔しさはメジャーで晴らすしかない。
現在米ツアーで活躍する日本人選手では、畑岡奈紗(アビームコンサルティング)がメジャー未勝利ながら5大大会全て7位以上の成績を残し、4月の「シェブロン」を制した西郷真央(島津製作所)も今季達成。渋野も続くことができるか。












