レスリングの明治杯全日本選抜選手権(東京スポーツ新聞格技振興財団協賛)最終日(22日、東京体育館)、パリ五輪レスリング男子フリー65キロ級王者の清岡幸大郎(24=カクシングループ)が優勝。その後のプレーオフも制し世界選手権(9月、クロアチア)の切符を手にした。

 日体大の後輩で25年のアジア選手権王者の田南部魁星(22=ミキハウス)と対戦。決勝は先制点を許しながらも4―3で接戦の末に勝利。プレーオフでも力を見せつけ、13―2で快勝した。試合後は元チームメートと健闘をたたえ合い、がっちりと握手。決勝で負傷した田南部の肩を支え、リングの外まで寄り添った。

 清岡は「久しぶりの試合と決勝戦で、自分の立場(五輪王者)もあり、意識していなくても決勝前の入り口に立つと緊張した」と試合前の心境を振り返る。それでも「王者にしか味わえない雰囲気や緊張感だった。それらを味わえる立場に行けたという喜びや感謝の気持ちを持って今後も戦いたい」と前向きに捉え、結果につなげた。

 世界選手権では「パリ五輪が終わって見てくれる方が増えた。その方々に、よりハマってもらえるきっかけにし、〝この選手を推したいな〟とさらに思わせる試合をしたい」と抱負。今後もファンを魅了していく。