【山口敏太郎オカルト評論家のUMA図鑑#621】マレーシアのババン州にあるチニ湖はマレーシアで2番目に大きい湖である。周辺のジャングルは〝アジアのアマゾン〟と呼ばれており、未開発の部分が多かったが、近年開発が進んでいる。そんな中で巨大UMA「チニ・レイク・モンスター」が生息しているというウワサが20世紀からささやかれるようになった。

 まず、1990年代からウワサが出ている未確認生物は、チニ湖の水中を移動する水生生物である。全身黒色をしており、蛇のような体で湖面上を泳ぎ回ると言われている。この生物は、魚を取ってる最中の漁師が目撃している。

 それに先がけ、1953年にチニ湖付近のジャングルで目撃されたのが体長10メートルの黄金怪獣である。ツノが頭部に2本あり、全身が金色に輝いていたと言われている。

 情報を吟味すると、この2つの未確認生物の情報が混じっており、同一の個体だと断定されている。果たしてそうであろうか。

 確かに同一の未確認生物が陸上における目撃情報と、水中における未確認情報とで、見た時の状況が分かれているという解釈も成り立つ。しかし、同時に2種類の未確認生物が生息している可能性もあり得るのだ。

 昭和の子供本で創作されたUMA「インドのイグアナドン」と同じで、大部分が作り話であるという大胆な仮説もありうるのではないだろうか。

 しかし、この地の先住民オラン・アスリ族の間にも、ドラゴンもしくは大蛇の伝説がある。チニ湖を守る精霊であり、失われた黄金の都市を湖底で守っているというのだ。

 何らかの巨大生物がいることは間違いないだろう。