WWEのPLE「マネー・イン・ザ・バンク(MITB)」(7日=日本時間8日、カリフォルニア州ロサンゼルス)は、まさかの展開の連続となった。

 男子MITBラダー戦はセス・ロリンズ、LAナイト、ソロ・シコア、ペンタ、アンドラデに、チャド・ゲイブルによく似た怪覆面エル・グランデ・アメリカーノの6人が激突。通常より大きいラダーが登場した中、天井からつるされたブリーフケースをめぐり壮絶な大激闘となった。

 試合終盤でロリンズ軍団のブロン・ブレイカーとブロンソン・リードが乱入。猛パワーで2人がリングを一掃したが、今度はシコアの仲間、US王者のジェイコブ・ファトゥと、元新日本プロレスのジェフ・コブ改めJCマテオが現れた。怪物4人による大乱闘はファトゥが制し、仲間のシコアがラダーを上りブリーフケースに手をかけたが、〝サモアの狼〟が何とこれを阻止。「俺はてめえが大嫌いだ!」と叫ぶとスーパーキック、ムーンサルトプレス。続けて裏投げで場外のラダーに叩きつけ、シコアと決別した。

 仲間割れによってシコアがKOされると、最後はロリンズとナイトの争いに。ロリンズはナイトのBFTをかわしてラダーに打ちつけてから、必殺のストンプで頭部を踏みつけた。ナイトをダウンさせると、ラダーを上がってブリーフケースをゲット。2014年以来11年ぶり2度目のMITB覇者となった。

 これでロリンズはいつでもどこでも最高峰王座に挑戦できる〝マネー権〟を獲得。前回優勝時には、15年の祭典「レッスルマニア31」で、王者ブロック・レスナーvsローマン・レインズのWWE世界ヘビー級王座戦にキャッシュイン(挑戦権行使)。3WАY戦に変更となり、レインズからフォールを奪い最高峰王者となった。標的の世界ヘビー級王者ジェイ・ウーソは、次回ロウでグンターとの防衛戦を控える。強力過ぎる軍団を従えたロリンズが、再び頂点に王手をかけた。

 また、〝ザ・マン〟ベッキー・リンチは女子インターコンチネンタル王者ライラ・ヴァルキュリアから同王座奪取に成功。WWEインターコンチネンタル王者の〝ダーティー〟ドミニク・ミステリオは女子タッグ王者リブ・モーガンのアシストを得て、メキシコAAAのオクタゴンJr.を破り防衛に成功した。

 この日の「WWEマネー・イン・ザ・バンク2025」は「ABEMA PPV」で生中継された。