福岡県人というと、気質にちょっと荒っぽさがあるのが特徴です。

 この県民性はその中心地・博多が昔から海外貿易で栄えていたことに関係しています。また本州との折衝地域ということもあり、ここを起点として朝鮮や中国との交渉が行われるようになりました。

 現在の北九州は、明治に入ってから筑豊炭田を背景に、「川筋気質」という、気性は荒いが義理人情に厚い気質を生み出しました。石炭産業で発展したこの地では、多くの人が流入し、よそ者も受け入れ、住民同士が助け合う気風が出来上がりました。

 福岡県人は自己主張が強く、親分肌のところがあります。また、非常に陽気で、よくしゃべります。肩書をひけらかすような権威主義を嫌い、何ごとも独立独歩で解決していく勢いを持っています。

 福岡県人に対しては、他県人の好き嫌いがかなりはっきりしているようです。好きだという人はとことん好きですが、嫌いだという人も少なくないのです。これは福岡県人が非常に個性的だからでしょう。

 また、無類の飽きっぽさも特徴です。カッと熱くなったかと思うと、次の日にはもう冷めてしまっているということもありますから、恋愛関係に持ち込みたいなら速攻勝負をおすすめします。

 趣味や好みも次々に変わるので、いつまでもワンパターンな話題やデートを続けていると飽きられて、いつのまにか違う相手を見つけてしまっている可能性があります。

 ◆平川陽一 早稲田大学卒。主に歴史ミステリーの分野で活躍。著書に「世界遺産・封印されたミステリー」「戦争で読む日本の歴史地図」「日本列島 名城の謎」などがある。