バスケットボール女子日本代表の渡嘉敷来夢(33=アイシン)が、生き残りに強い覚悟を示した。

 193センチの高さと抜群の身体能力を武器に、かつてエースとして代表をけん引。16年リオデジャネイロ五輪ではベスト8に貢献した。だが21年の東京五輪はケガで出場を逃し、24年パリ五輪は代表メンバーから落選していた。紆余曲折を経て、ベテランが3年ぶりに復帰を果たした。

 22日に都内でコーリー・ゲインズ監督による新体制での公開練習が行われ、渡嘉敷が取材に対応。「まずはスタートラインに立ててうれしい。ただ、選ばれることがゴールではない。満足することなくやっていきたい」と意気込んだ。

 3年ぶりの代表復帰だが「28年のロサンゼルス五輪を目指しているから、この場に立っている」と37歳で迎える大舞台に思いをはせる。もちろん、道のりが険しいことは自覚している。「ロサンゼルス五輪を見据えたときに、自分の年齢やパフォーマンスを考えた場合(代表入りが)難しいと判断される可能性もある」と厳しい状況は覚悟の上だ。

 それでも「今は世界を見据えるというよりもまずは残りたい、その一心」と闘志は衰えておらず、シ烈なサバイバルを勝ち抜くことに集中。「高さの部分で、日本に足りないところを補強できるのでは」と自慢の高さがチーム再建を目指す女子代表の大きな武器になるとアピールする。

 一方で課題も意識しており「3ポイント(シュート)の部分では、みんなよりも劣っているところがある」とあくなき向上心を持っている。

 女子代表は21年の東京五輪で銀メダルを獲得したが、24年のパリ五輪では1次リーグ全敗で屈辱の敗退。メダル奪回へ、大ベテランが起爆剤となるか。