大相撲夏場所9日目の19日、10月4日に引退相撲を控える元大関貴景勝の湊川親方(28)が東京・両国国技館で開かれたトークイベントに出席した。

 湊川親方は「どういう力士を育てたいか」との質問に「引退会見の時にも言ったんですけど、今は精神論とか根性論がすごい嫌がられる時代になってきている。科学的なトレーニングがすごい発達したり、ネットでも調べればすぐ何でも出る時代なので、難しいとは思うんですけど」と前置きした上で、次のように熱弁した。

「やはり、土俵に上がって戦う時は1対1ですし、誰も助けてくれない。最後は自分の心が、自分を守ってくれたり、自分が戦う材料になってくれたりすると思うので。勝ち負けではなく、お客さんに対しても『この力士、頑張ってるな』『相撲界に入って人生かけてるな』と(感じてもらえるように)目の色を変えてやってくれる力士を育てたいという気持ちがあります」

 湊川親方は昨年9月の引退会見で「武士道精神を持った、僕が昭和の先輩から教えていただいた根性と気合を持った力士を育ててみたい」と指導者としての抱負を語っていたが、この日も親方としてブレない信念を力説した。