〝新星〟が現れた。大相撲夏場所8日目(18日、東京・両国国技館)、幕内安青錦(21=安治川)が幕内翔猿(追手風)を破って7勝目(1敗)。突っ張りで攻め続け、最後は翔猿を送り出した取組後は「自分の相撲が取れた。あまり相手のことを考えずに、自分の相撲を信じていけた」と納得の表情を浮かべた。

 ウクライナ出身の安青錦は、2019年の世界ジュニア相撲選手権で3位になった逸材だ。22年2月に同国がロシアからの侵攻を受けた中、同年4月に来日。安治川部屋に入門し、23年秋場所で初土俵を踏んだ。そこから順調に番付を上げて、新入幕となった今年春場所で11勝を挙げて敢闘賞を獲得した。

 今場所は初日黒星スタートとなったが、2日目から7連勝。優勝争いでは無敗で単独トップの大関大の里(二所ノ関)と1差で、ダークホースとなりそうだが「全然、平幕ですから。一日一番」と気を引き締めた。

 また、本場所中は午後10時半ごろに就寝して7時に起床。約2時間の昼寝もして、15日間の戦いに備えている。

 勝ち越しがかかる9日目は、幕内千代翔馬(九重)と対戦する。安青錦は「また明日から頑張ります」と力を込めた。