歌手の柏原芳恵が俳優の森田健作がパーソナリティーを務めるFM NACK5「青春もぎたて朝一番!」(5月11日、午前6時半)とニッポン放送「青春の勲章はくじけない心」(5月12日、午後6時20分)に出演することになり、このほど都内で行われた収録に参加した。

 1980年にアイドルとしてデビューした柏原。同時期にデビューしたアイドルが松田聖子や河合奈保子で“黄金の80年組”といわれていた。「3人姉妹とか3人娘に周りはしたかったみたいですけど、聖子さんと奈保子さんの勢いがすごすぎて」と振り返った。

 そんな柏原は翌81年にリリースした7枚目のシングル「ハロー・グッバイ」が大ヒットし、トップアイドルの仲間入り。その後も数々のヒット曲を出していった。そんな柏原をファンだと公言して、1986年にコンサートを見に行ったのが現在の天皇陛下(当時の浩宮親王)だ。

「特別なオーラです。やっぱり」と振り返った柏原。「ごあいさつさせていただけるということで、入り口で待っていたんですね。一人ずつ関係者の方に、ごあいさつをされてまして」というが、「事前に『こんにちは』と言っていいかとスタッフ方に相談したら、“ちょっと待て、宮内庁に聞いてみる”と。確認したら、『前例がございません』」の繰り返しだったという。

 柏原の前に浩宮親王が立たれたときには「何と言っていいかわからなかったんです。その時のLP盤とお花を持っていて、言葉が出ないんです。“どうぞ”みたいな感じ。(浩宮親王が)そういう気持ちを察してくださったのか、『今日はありがとう』とおっしゃってくださって、一輪の花をいただいたんです」。

 浩宮親王からいただいた一輪の花というのが「プリンセス・サヤコ」というバラで、「実は朝、浩宮様がお庭で一本、取って持ってきてくださった」ものだと後から聞いたという。そのバラを「『原色ドライフラワー』にしませんかと、いまはブリザードフラワーっていうのかな」と色や形をそのまま残すドライフラワーにして、いまでも家宝にしている」と話した。

若き日の柏原芳恵(1986年)
若き日の柏原芳恵(1986年)