大相撲夏場所(11日初日、東京・両国国技館)で横綱2場所目の豊昇龍(25=立浪)が汚名返上を狙う。

 3月の春場所は右ヒジなどのケガで10日目から途中休場。新横綱で金星3個を配給し、昭和以降で最多に並ぶ不名誉記録も残した。今場所も不振なら、批判が強まることは避けられない状況。最低でも優勝争いが求められる立場に置かれている。その豊昇龍を巡っては、しばしば絶対的な強みを発揮する取り口、形がないことが課題として指摘されている。

 これについて、豊昇龍本人は「形がないと言われていたけど(横綱に)上がっちゃったんで。それが俺の形じゃないですか。形がないというのが、僕の形。今のままでいい? 今のところいいんじゃないないかなと思います。自分が今までやってきた相撲の中で、対戦する相手が一番嫌がる体勢をつくる。どんな人にもそういう感じで相撲を取ってきたので。それが僕の形だと思う」と持論を語っている。

 ただ、横綱経験者の親方は「調子がいい時は、それでいいかもしれないが…。自分の形を持っていないと、なかなか安定した成績は残せない。常に〝出たとこ勝負〟では苦しくなる」と指摘した。

 果たして、豊昇龍は〝自分流〟を貫いて結果を残すことができるのか。今後の行方を左右する場所となりそうだ。