WWEの女子世界王者イヨ・スカイが第3ブランド・NXTに凱旋。〝美しき狂気〟ジュリアとのタッグ対決に勝利し、世界ナンバーワン女子レスラーの貫禄を示した。

 20日の祭典「レッスルマニア41」ではビアンカ・ベレア、リア・リプリーの強敵2人を相手に王座防衛に成功。ところが翌日と28日のロウでは、NXT所属のジュリア&ロクサーヌ・ペレスに暴行され、対立を深めていた。

 そのイヨは、自身の「X」でNXTへの出撃を表明。予告通り29日(日本時間30日)のNXTでは、元TNAのジョーディン・グレイスと組み、ジュリア&ロクサーヌとの遺恨マッチに臨んだ。女子世界王者にとってもNXTは、2018年のWWE入りから22年のロースター昇格まで活躍した〝古巣〟だ。

「おかえり!」チャントを浴びた元NXT女子王者は、コーナーのロクサーヌにダブルニー。カットに入ったジュリアもまとめて、ダブルドロップキックで吹っ飛ばした。続けて怪力のジョーディンの両肩に乗ってから、ロクサーヌにセントーンを見舞った。ジュリアには豪快なスワンダイブ式ミサイルキックを放つ。エプロンで倒れたジュリアに再びジョーディンとの合体攻撃を狙うが、ここはロクサーヌが阻止して逆転。イヨはジュリアから背中へのフットスタンプをくらうも、ロクサーヌに風車式バックブリーカーだ。

 ジュリアとロクサーヌも、先日まで抗争を繰り広げていたとは思えない巧みな連係で反撃。イヨはコーナーのジュリアにダブルニーからムーンサルト弾の体勢に入るも、ロクサーヌに雪崩式ハリケーンラナで投げ捨てられた。続けてジュリアのヘッドバット、グロリアスバスターにロクサーヌのアサイムーンサルトを浴びて大ピンチ。ここはジョーディンがカットに入り、ジュリアともみ合いに。そのまま場外で乱闘となった。

 リングに残されたイヨはロクサーヌと激しい攻防を展開。世界王者はロクサーヌのポップロックス(サンセットフィリップ式パワーボム)を、何とバック転で切り返す離れ業だ。続けてハイキックから必殺のムーンサルトプレスで圧殺し、3カウントを奪った。

「これぞ名勝負」チャントが出る激闘も、終わってみれば世界王者の貫禄勝ち。バックステージのインタビューでは満面の笑みを浮かべ「とても温かくてすてきな人たち。NXTユニーバスは最高だよ」と英語でまくしたてた。さらに「やつらの面倒を見てやったよ。私は女子世界王者、イヨ・スカイは〝ジーニアス・オブ・ザ・スカイ〟だから!」と、NXT悪女コンビに勝ち誇っていた。

 NXTは「ABEMAプレミアム」にて視聴可能。