5月に現役を引退する女子プロレス「マリーゴールド」の自称〝女子プロ界の人間国宝〟こと高橋奈七永(46)が、神取忍率いる「LLPW-X」の〝二刀流ファイター〟NØRI(26)に完勝を収めた。

 LLPW-X13日の神田明神ホール大会に出場した高橋は、NØRIと初シングルで激突。昨年7月、マリーゴールド両国大会での団体対抗戦6人タッグマッチで高橋らはLLPWに敗れた。試合後、高橋が「やる気があるならマリーゴールドのリングに上がってこい」と挑発し、NØRIがシングルリーグ戦「ドリーム・スターGP」に参戦。だが、ブロックが異なり、シングルでの対戦は実現していなかった。

 試合が始まると、高橋はショルダータックル、強烈なチョップを連発し、格の違いを見せつける。だが、NØRIから強烈な蹴り技をくらうと悶絶した。さらにミサイルキックからの腕十字固めで締め上げられ、追い込まれる場面もあった。

NØRI(左)にパッションを注入する高橋奈七永
NØRI(左)にパッションを注入する高橋奈七永

 それでも15分過ぎ、高橋がラリアートでなぎ倒し、バックドロップを投下。相手の動きが止まったところで最後はクインビーボムを炸裂させ、3カウントを奪った。

 試合後には大号泣するNØRIを抱きしめ健闘を称えた高橋は、バックステージに現れると「おそらく最後のLLPW-Xさんへの参戦になる。眼中になかったNØRIからめちゃくちゃいい蹴りとともに、パッションを感じた。1対1で真っ向勝負できて良かったなと思いました」と笑顔を見せた。

 以前、LLPWでNØRIを始めとする若手のコーチをしていた過去を明かし「数回しかできなかったんですけど、NØRIとかキャサリンの練習を見ていました。練習を見ていたからこそ気になっていたし、これからもっと成長してほしいなとも思う。今日はNØRI、そしてLLPW-Xにパッションを注入したので、もっともっと熱く燃え上がっていってもらいたいと思います」とエールを送った。