泣きっ面に蜂だ。元タレント・中居正広氏の女性トラブルを発端とするフジテレビの問題を巡り、親会社のフジ・メディア・ホールディングスとともに設置した第三者委員会が、394ページにおよぶ調査報告書を公表して注目されている。衝撃的な内容は各方面に波紋を広げているが、その影響はスポーツ界にも及んでいる。
3月31日に公表された調査報告書によると、中居氏と元アナウンサーの女性Aとのトラブルは中居氏による「性暴力」と認定。「重大な人権侵害行為に当たると解する」と説明し、経緯についても「2人での密室での食事を断ることができない状況に追い込まれたこと」と報告した。
一連の騒動を受けて、フジテレビのCMスポンサーへの影響も続いている。ある広告代理店関係者は「今までだったらフジのCM枠に入り込めなかった会社からのプッシュが目立っている」と指摘しつつ、3月時点で7割弱がCM継続の判断を保留する異例の事態となっている。
そうした状況を受けて、業界関係者は「フジの番組に出ると、マイナスのイメージがついてしまうという声もある」と表情を曇らせた。
こうした懸念は、フジテレビ内で現実の動きとなりつつある。民放キー局は、来年2月に開催されるミラノ・コルティナ五輪のキャスター陣を水面下で選定中。フジテレビは花形のフィギュアスケートやスピードスケートの中継に積極的に携わってきたが、キャスティングに苦戦しているという。
ある民放キー局関係者は「フジはスケート系に強いので、各局が起用したいオリンピアンはフジのキャスターになるだろうと言われていた。だが、一連の問題でオファーをかけても一旦保留になることが増えているそうだ」と証言。思わぬところにも〝損害〟が出ているのだ。
こうした動きについて、ある芸能関係者は「やっぱりキャスターに就任したら、打ち合わせも兼ねた食事会があるだろう。でも、その食事会に出て『会食に参加した』なんて週刊誌に書かれたら大ダメージ。その辺りのリスクが脳裏に浮かんでいるのではないか」と分析する。このままでは五輪中継にも支障が出てしまうかもしれない。












