WWEの祭典「レッスルマニア41」(19、20日=日本時間20、21日、ネバダ州ラスベガス)が迫る中で、注目カードが中止となる緊急事態が起きた。

 4日(同5日)のスマックダウン(イリノイ州シカゴ)で、ニック・オールディスGMに呼び込まれ、〝KO〟ことケビン・オーエンズ(40)が登場した。祭典では〝毒蛇〟ランディ・オートン(45)との遺恨決着戦が決まっていたが、マイクで「この4か月、首のケガと闘ってきた。深刻さはわからなかったけれど、今週、手術が必要だと判明した。手術は受ける」と打ち明けた。4か月前から苦しんできた首の負傷が悪化したため、手術を受けることになったという。

 これにより「レッスルマニア41」を欠場。注目カードのオートン戦は中止になった。危険なパイルドライバーを放ってオートンの首を痛めつけ長期欠場に追い込んだオーエンズだったが、自身も首のケガで大舞台を欠場というまさかの展開。オーエンズは「次はいつ戻れるかわからない」として、欠場期間が長期に及ぶことを示唆。その上で「みんな、ありがとう。そしてごめんなさいと言いたい」と、自分勝手な男がWWEユニバース(ファン)に謝罪した。

 一方、納得がいかないのは毒蛇で、不満げな表情でリングに上がった。オールディスGMから対戦カードの中止により、オートンも祭典を欠場になると、正式に告げられた。激怒した毒蛇は、オールディスGMにRKОをくらわしてノックアウト。会場に掲示されたレッスルマニアのロゴを何度も見つめながら、静かにリングを下りた。

 祭典まで残り3週間を切り、対戦カードは王者LAナイト vs ジェイコブ・ファトゥのUS王座戦、昨年の襲撃騒動から抗争が勃発したジェイド・カーギルとナオミのシングル戦がこの日、新たに決定。2大メインイベントとなる王者コーディ・ローデス vs ジョン・シナの統一WWE王座戦とローマン・レインズ vs セス・ロリンズ vs CMパンクのトリプルスレット戦、王者イヨ・スカイ vs ビアンカ・ベレアの女子世界王座戦など、8試合が確定した。他に、WWE女子タッグ王座戦(王者はリブ・モーガン&ラケル・ロドリゲス)が行われることも発表になった。

 レッスルマニアはプロレスラーなら誰もが憧れる夢舞台。最高峰王座獲得14度のレジェンド、オートンがこのまま本当に欠場となってしまうのだろうか。

 この日のスマックダウンは「ABEMA」にて放送された。