ヘンリー王子のビザ書類申請問題で、米保守系シンクタンクヘリテージ財団が、王子が次回渡航の際は米国国境で「尋問」を受けるべきだと主張した。英紙サンが23日、報じた。

 ヘンリー王子がコカイン、マリファナ、幻覚剤のキノコを摂取していたと回顧録「スペア」で言及したことから、同団体は、2020年にハリー王子がなぜ米国に入国を許可されたのかを追求して訴訟を起こし続けていた。

 国土安全保障省(DHS)は裁判所の命令を受けて18日に大幅に編集された裁判所の機密書類が公表したが、ヘンリー王子が米国に入国した詳しい状況について新たな情報は得られなかった。

 これを受けてヘリテージ財団は、ヘンリー王子に対して新たな訴訟を起こすと発表。わずか数日後にはヘンリー王子が次回渡航する際には米国国境で麻薬使用について「尋問」を受けるべきだと主張している。

 同財団は文書の公開を求める法廷闘争に勝利したが、文書は大幅に編集されていたため、引き続き争う姿勢を見せている。

 ヘリテージ財団のナイル・ガーディナー氏は「彼はどこの旅行先から戻ったとしても、米国国境で尋問を受けるべきだ。(ヘンリー王子が過去に告白した)これらの薬物は米国では違法です。これは米国における移民執行の新たな時代であり、規則は米国の新政権によって厳格に執行されている」と語っている。

 一方で先週末には同財団シンクタンクの弁護士サミュエル・デューイ氏が、財団が2度目の訴訟を起こすつもりであると主張し、もし王子がドナルド・トランプ大統領を「嫌っている」のであれば「英国に帰ればいい」と示唆していた。

 デューイ氏は、昨年4月の公聴会で国土安全保障省と国務省のファイルの間に「不一致」があったと主張している。