大相撲春場所13日目(21日、大阪府立体育会館)、大関経験者の三段目朝乃山(31=高砂)が三段目千代大牙(25=九重)を寄り切って、7戦全勝で2度目の三段目優勝を決めた。取組後には「土俵に上がると温かい声援、拍手をいただきますので。ここまで来られたのも自分の力じゃないですし、支えてくださった方に感謝の気持ちを持って土俵に上がりました。ホッとしますし、ケガなく終われたことが良かった」と安堵の表情を浮かべた。
大関時代に6場所出場停止となり、三段目まで転落。一時は小結まで番付を戻したが、昨年名古屋場所で左ヒザを負傷。手術を受け、再び三段目まで転落した。8か月ぶりの本場所復帰について「三段目からまた本場所に帰ってこられた。7日間(7番)しかなかったですけど、相撲を取れる喜びや充実感がありましたね」と振り返った。
一方で、負けられない重圧もあった。「実力差? そう言われてもおかしくない立場。勝たなくちゃいけないというプレッシャーがあった。3年前も三段目から取りましたけど、そこから三段目の顔触れも変わっている。何をしてくるか分からないので。そういった意味でも怖いなという気持ちはあった」と明かした。
もちろん、朝乃山にとって、今場所は通過点にすぎない。「7日間だけじゃなく毎日、15日間相撲を取りたい。幕内まで戻りたい気持ちがある。来場所からまた勝負。1場所ずつヒザの状態や相撲内容も良くしていきたい。来場所に向けてヒザと向き合いながら稽古に精進していきたい」と今後へ向けて意気込んだ。












