大相撲春場所9日目(17日、大阪府立体育会館)、元大関の三段目朝乃山(31=高砂)が幕内経験者の三段目矢後(30=押尾川)を寄り切って無傷の5連勝。取組後は「よく踏み込めて足が前に出たので良かった」とうなずいた。

 矢後とは6年前に幕内で対戦し、現在は互いにヒザの手術から復活を目指している。「大学の時から知っている相手。矢後は手術して、先場所で序二段から復活して優勝していますので。油断できないですし、少しでも気を抜くと持っていかれる。集中していけたと思う。お互いにヒザが悪い中でこうやって相撲を本場所で取れたということはうれしいし、感慨深いものがある」と特別な思いを口にした。

 5連勝で、関取復帰の近道となる全勝優勝へ向けて一歩前進。「体力面は特に問題ない。しっかり睡眠も取れているし、稽古場に下りてもしっかり体を動かせていると思う。この調子で体調を崩さず、千秋楽まで乗り切りたい」と残りの相撲へ向けて気持ちを引き締めた。