大相撲初場所12日目(23日、東京・両国国技館)、幕内王鵬(24=大嶽)が元大関の幕内霧島(音羽山)の送り投げに屈して、3敗目(9勝)。取組後に王鵬は取材に応じなかった。

 この一番を土俵下で見守った高田川審判長(元関脇安芸乃島)は「霧島は尻上がりに(調子が)上がっている。どんどん前に出てきた。王鵬も悪い相撲じゃない」と大関経験者の実力を評価した。

 今場所の霧島は初日から3連敗となったが、4日目から怒とうの9連勝。取組後は「しっかり取った感じ。良かったと思う。3連敗したけど、もちろん悪い相撲ではなかったし、いい相撲を取るのが大事。残り3日間あるので、目の前の一番に集中していきたい」と気を引き締めた。

 この日に幕内金峰山(木瀬)が大関豊昇龍(立浪)に敗れて2敗に後退したものの、依然として単独首位。3敗で王鵬、豊昇龍、霧島、幕内尊富士(伊勢ヶ浜)が並んでおり、1差で金峰山を追いかける。13日目に王鵬は幕内宇良(木瀬)と対戦する。初の逆転優勝に向けて、ここで踏みとどまることができるか。