新日本プロレス6日の鹿児島大会で「ワールドタッグリーグ(WTL)」Bブロック最終公式戦が行われ、内藤哲也(42)、高橋ヒロム(35)組がEVIL&成田蓮、矢野通&ボルチン・オレッグとの優勝決定戦(8日、熊本)進出3WAYマッチを制し、1位突破を決めた。

 内藤とヒロムはこの日の最終公式戦でIWGPタッグ王者のグレート―O―カーン、HENARE組と対戦予定だった。しかし、HENAREが5日宮崎大会で負傷したため、リーグ戦を棄権。公式戦は不戦勝となり、勝ち点10となった。

 その他の公式戦でEVIL&成田、矢野&ボルチンも勝ち点を10に伸ばしたため、Bブロックは3チームの突破争いに。公式戦の直接対決での優劣がつかないため、急きょ優勝決定戦進出を決める3WAY戦が開催された。

 試合はセコンドのディック東郷を介入させつつ手錠まで駆使したEVIL率いる「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」が主導権を握る。ヒロムが東郷のパウダー攻撃から成田に丸め込まれたが、内藤が間一髪でカットし、九死に一生を得た。

 逆に手錠を奪ってH.O.Tを場外に縛り付けた内藤とヒロムは、今度はボルチンの圧倒的パワーにさらされる。ヒロムがバーディクトでマットに叩きつけられるが、ここも救出に訪れた内藤がカミカゼを阻止。ヒロムのトラースキックのアシストから内藤がスイング式DDTでボルチンを丸め込み、起死回生の3カウントを奪ってみせた。

ボルチン・オレッグ(右)をスイング式首固めで丸め込む内藤
ボルチン・オレッグ(右)をスイング式首固めで丸め込む内藤

 混戦、そして大乱戦を制した内藤とヒロムは、優勝決定戦でAブロック1位のゲイブ・キッド、SANADA組との対戦が決定。試合後のリング下に訪れたゲイブから挑発を受けるも柳に風で「明後日、熊本にて行われる優勝決定戦。俺とヒロムの階級を越えたタッグでこのWTL、優勝してきますよ」と高らかに宣言し、最後は代名詞の「デ・ハ・ポン」大合唱で大会を締めくくった。

 優勝に王手をかけた内藤は粘りに粘ったパートナーを「高橋ヒロムはすごいよ。あれだけ攻められても最後は返していく。何としても優勝するんだという気持ちが伝わってきたよ。すごい選手をパートナーに選んでよかった、そんなすごい選手を過去に育てた内藤哲也が…」と絶賛するように見せかけつつ、自らの手柄をアピール。

 師匠風を吹かせる内藤に対し、ヒロムは「思いましたよ。内藤さんと俺のタッグって1+1=1な気がするんですよ。いい意味で一つになるというか。ここ(心)がつながっているイコール、1+1は1なんですよ。だからこそこの結果につながったんじゃないかと」と手応えをアピールした。

 もちろんここまで来たら準優勝では終われない。内藤が「2位も10位も優勝しないと一緒だから」と言い切ると、ヒロムも「1+1=1のタッグ、優勝しましょうよ。ここでつながってるんですから」と胸を強く叩いたが、力が入り過ぎたのか…最後はせき込みながら控室へ消えていった。