ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)がWBO同級2位TJ・ドヘニー(37=アイルランド)と防衛戦(3日、東京・有明アリーナ)を控える中、モンスターの次戦以降が早くも注目を集めている。
今後の対戦相手としてWBO&IBF1位サム・グッドマン(オーストラリア)、WBA1位ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)の指名挑戦者2人が控えるほか、WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(M・T)も有力候補に浮上している。
一方で、ほかにも井上と対戦を熱望している実力者がいる。元世界3階級制覇王者ジョンリル・カシメロ(フィリピン)だ。かねてモンスターを挑発する言動を繰り返し、バンタム級時代には両者の対戦がコロナ禍で中止となった因縁もある。そのカシメロは、10月13日に神奈川・横浜武道館でサウル・サンチェス(米国)とスーパーバンタム級10回戦で対戦を予定している。
そうした中、フィリピンメディア「デーリー・トリビューン」はカシメロに関する記事を掲載。「3階級制覇王者のカシメロは横浜でサンチェスと対戦し、キャリアの復活を目指す。これはカシメロにとって1年ぶりの試合であり、おそらくここ3年で最も厳しい試合となるだろう」と記した。
さらに「カシメロはパウンド・フォー・パウンド王者、井上尚弥の関心を集めたいと望んでおり、日本で戦うことで2人の対戦を望む機運が大きく高まるとフィリピンの3階級王者は感じている」とカシメロの思惑を解説する。
その上で「しかし(井上の対戦相手に)カシメロが候補に挙がっているようには見えない。井上がドヘニーを倒せば、日本人同士の対決で中谷潤人の挑戦を受けることも計画されている。中谷は世界バンタム級王者であり、井上に次ぐ日本最高のボクサーとみなされている。日本のファンの熱望により、年末の対決が実現するかもしれない」。日本人対決が年末かどうかは別にして、井上の対戦リストにカシメロが入っていないことをズバリ指摘した。












