ボクシングの元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏(37)がファウンダーを務める興行「3150FIGHT vol.9」(7月28日、滋賀ダイハツアリーナ)の会見が29日、都内で開かれ、IBF世界ミニマム級王者の重岡銀次朗(24=ワタナベ)が同級1位の指名挑戦者ペドロ・タドゥラン(27=フィリピン)と3度目の防衛戦を行うことが発表された。

 銀次朗は世界戦では今回が初のメインイベント。元同王者で、プロでKO負けはない打たれ強さを持つ強敵を迎え撃つことに「いずれ戦うことになるのは分かっていた。好戦的で、すごい強い選手。根性のある選手を倒してこそ評価されると思う。メインイベントもずっとやりたかったので気合が入っています。しっかり倒して防衛したい」と意気込みを示した。

 今月上旬にプエルトリコで開かれたIBFの総会に招待され、最軽量級ながら、ヘビー級4団体統一王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)、スーパーミドル級4団体統一王者の〝カネロ〟ことサウル・アルバレス(メキシコ)らのスーパースターを押しのけて、2023年4月16日のレネ・マーク・クアルト(フィリピン)戦でファイト・オブ・ザ・イヤーを受賞する快挙も達成。

「僕にはまだ早いですね」と謙遜したが、興毅ファウンダーは「IBFでナンバーワン。すごいな」と驚き、「カネロ超えやで。俺が現役の時やったら言うてると思うわ。『俺はごっついパンチやでって』」と自分のことのように喜んでいた。

 銀次朗はプエルトリコ滞在中にはWBO世界ミニマム級王座を11度、同ライトフライ級王座を6度防衛したイバン・カルデロン氏のジムで練習。カルデロン氏から「もっと頭を振れ。動き続けろ」などのアドバイスをもらい、「すごいためになった。いい時間でした。課題にしてきたディフェンス面のヒントになってくると思う」と手ごたえを感じている。

 最大の目標は具志堅用高氏が持つ日本最多記録の世界王座13連続防衛の更新。V11王者の金言を胸に日本一の長期政権樹立を目指す。