昨年9月にドジャース・大谷翔平投手(29)の2度目の右ヒジ手術を執刀したニール・エラトロッシュ医師が米AP通信に大谷の右ヒジ靱帯損傷を予感していたことを明らかにした。
同通信は14日(日本時間15日)に「大谷の執刀医にとっては、時速103マイルの速球は危険信号だったが、彼の7億ドルの契約はトミー・ジョン手術への信頼を示している」と題する記事で、エラトロッシュ医師のインタビューを紹介している。
それによると、昨年エンゼルスのキャンプ中に、大谷が球速103・5マイル(約166・6キロ)を記録し、興奮したスタッフらがエラトロッシュ氏に伝えたが、憂慮したという。
「誰もが大喜びだった。恐らく心配していたのは私だけだろう。特にトミー・ジョン手術後の速度の急上昇、しかも2~3年でこれほど大きな飛躍は靱帯への負担とストレスが指数関数的に増える」
結果的に予感が的中し、大谷は9月に2度目の右ヒジ手術を行った。エラトロッシュ氏はこの手術は腱の移植と人工靱帯を用いて一緒に補強する「ハイブリッド方式」だったと説明した。その上で2度目の手術にもかかわらず、大谷が史上最高額の7億ドル(約1015億円=合意当時)の契約を結んだことは「現時点で野球界がこの手術に驚くほど信頼しているからだ」と語った。
さらに大谷のリハビリが計画通り進めば、9月最終週には実戦形式に登板可能との見通しを示した。
「米国で初のトミー・ジョン手術が行われたのが1974年9月25日。その50年後の同じ時に大谷が術後初のシミュレーションゲームで投げることになる、それはなかなかワイルドなことだと思う」
エラトロッシュ氏はドジャースのチームドクターを兼任し、大谷が2018年10月に受けた最初の手術も担当している。











