【カップめん評論家 taka :a 激推し!トレンド最前線】次々と新しい商品が登場しているカップめん業界。大人気ブロガーに、ここ最近発売されたものの中から5品を推してもらいましょう。

 まずは特に高評価の商品から!

【第4弾にしてシリーズ最高傑作きた!!】セブン‐イレブン「最高に面倒で、最高にうまいラーメン。熊本 濃厚黒マー油豚骨」(398円+税)

 最高に面倒で、最高にうまいラーメン。とは、カップラーメンなのに湯切りを必要とする〝めんどくさい〟シリーズで、本商品は第4弾にして初の熊本に着目した一杯。熱湯2度がけ専用配合で実現したノンフライめんは、凛と透明感のある品質で、濃厚とんこつスープは久留米クラスの臨場感。そこに浮かぶ特製黒マー油の芳ばしさも秀逸で、具材らしい具材は入っていないけれど、たっぷりの背脂加工品が見事にカバーしているファインプレーも見どころ。

どっしりと重心の低い豚骨スープ
どっしりと重心の低い豚骨スープ

 湯気の向こうに浮かぶのは、職人気質の頑固なオヤジさん(70)ではなく、有名店出身でありながらも唯一無二の味を模索し続け、試行錯誤を重ねている新進気鋭の職人(35)的な。伝わりますかねw 古風な熊本ラーメンをイメージして向き合った場合、ちょっとチャラい印象を受けるかもしれないけれど、芯は本物です。

【辛すぎて飲み干せない!? ローソンの挑戦状がガチだった】ローソン「エースコック タテロング 飲み干せない!?一杯 激辛シビレ担担麺」(285円+税)

 飲み干す一杯とは、2003年(平成15年)の発売以来、最後の一滴まで飲み干したくなるスープをコンセプトにしているブランドで、そこを第一に商品を展開しているのですが、まさかの飲み干せない⁉一杯を展開してきたローソン。もうね、天才かと。パッケージには大きく「激辛」と書いてありますし、その横に小さく〝辛いものが得意な方のみ挑戦してください〟などと、あきらかに人を選ぶ一杯になりますが、担担麺は「飲み干す一杯」の得意分野。辛味の源泉である調味油を加えた途端、文字通り刺激は激辛クラスに到達しますけど、練り胡麻のコクと煎り胡麻の芳ばしさは定番の「ごま贅沢担担麺」に匹敵する勢い。

 また辛味のタイプも瞬発力の高さと引き際の良さが絶妙で、花椒の痺れも心地よく、濃厚さと同時に爽やかさも印象に残りました。このネーミングセンスはズルいけどwしっかりしてますよ。

【地元で愛される推しチェーン第1弾は最強トロ炊き!!】明星食品「明星 ばり嗎監修 豚骨醤油らーめん」(306円+税)

 地元で愛される推しチェーンとは、地元で愛される人気ローカルチェーン店に着目した一杯で、第1弾は広島の「ばり嗎」。広島の人気ラーメンチェーンなのに、そのルーツは和歌山にある、ちょっと混乱しそうな歴史の持ち主ですが、それはさておき驚いたのがクオリティの高いノンフライめん。製造者の明星食品は、かねてよりバリカタ麺の造詣が深く、その強みを全身に感じる歯切れ感と小麦感たるや。

けっこう硬派に和歌山ラーメン
けっこう硬派に和歌山ラーメン

 さらにスープの作り込みも素晴らしく、パッケージに広島の文字がなければ簡単に騙されそうなくらい、和歌山の空気感を丁寧に…いや、広島なんですけど。広島で叩き上げられた和歌山ラーメン、そのロマンが伝わってくる一杯です。

【煮干し感はウルトラ級!? 青森の名店が本気で監修!!】寿がきや食品「麺や絶豚監修 デス煮干しラーメン」(316円+税)

 麺や絶豚(ゼットン)とは、青森県青森市の煮干し中華そば専門店で、煮干結社グループの総本山。さらに看板メニューは「デス煮干し」という、なんとも物騒な雰囲気を醸しているのですが、そのトーンを即席カップめん業界に招き入れてしまった寿がきや食品。

濃厚煮干し系の王道を地で行くような味わい
濃厚煮干し系の王道を地で行くような味わい

 いざ実食に取り掛かった瞬間、けっこう強めの塩気に〝デス〟の洗礼を受けた気分になってしまったんですけど、間髪を容れずに飛び込んでくる怒涛の煮干し感にクラクラ。絶対豚骨を意味する絶豚を標榜しているわりに豚骨は大人しかったので、そこには物足りなさを感じてしまったのですが、初代ウルトラマンを真っ向から完封し、完全勝利を収めた最強怪獣の元祖を彷彿とさせる、そんな煮干しの力強さを体感してみてください(※煮干しマニア的にはゴモラ~レッドキングくらいかも)。

【日清ラ王〝プチ贅沢〟第6弾はウニ!!】日清食品「日清ラ王 うにクリ」(307円+税)

 昨年の「濃香(のうこう)トリュフ醤油」を皮切りに、プチ贅沢な新作をコンスタントにリリースしている日清ラ王。その最新作は、高級食材のヒエラルキー上位に君臨するウニということで、即席カップめん業界でも珍しいテーマ。

別添「特製うに風味オイル」の個性強し
別添「特製うに風味オイル」の個性強し

 自慢のノンフライめんは前半、ちょっとゴムっぽい質感が気になるし、具材も特別感に欠けるラインナップといわざるを得ないけれど、ウニ香るクリーミーな味わいのスープは個性的。さしずめウニを添えたクリームパスタっぽいベクトルを歩んでいるため、なかなかにオシャンティな一杯でした。それとニンジン、これが妙にフィットしてて。ここまでニンジンが印象に残る商品は珍しいかもw 実食の際は、初恋の相手を掴むが如く逃がさないでください。

 各商品の詳しいレビューはブログ「本日の一杯 -Cupmen review blog-」参照。

 ※表示価格は発売時のメーカー希望小売価格です。スーパーなどでの販売価格は希望小売価格よりも安くなるケースが一般的ですが、コンビニでの販売価格はメーカー希望小売価格+8%を目安にしてください。