米国などではマグショット(犯罪容疑者の顔を識別するために法執行機関が撮影する写真)がたびたび公開される。大統領経験者のトランプ氏のマグショットさえ公開され、流布するほどだ。中には美女のマグショットもあり、SNSで拡散し「史上最高にホットだ」などと話題になった後、モデルや俳優になるケースもある。

 昨年11月に逮捕され、「史上最高のマグショット」として有名になった女性がモデルとしてデビューし、1か月で1500万円も稼いだ例もあり、大きな話題になっている。アビー・ニューマン(28)がその人だ。酔っぱらった状態で万引きし、逮捕され、マグショットが拡散。4日間拘束され、釈放された後にモデルとして人生が一変した。サクセスストーリーとして世界のメディアで報じられている。

 先日の米紙ニューヨーク・ポストの取材に「人生の仕組みは面白いですね。アメリカでは見た目が良くて犯罪者になると、なぜかお金がもうかるのです」と話した。

 それまで一児の母で日々の食にさえ困り、絶望していた。育児もおろそかになり、薬物に手を出した末の万引きだったが、マグショットで注目を浴びた。

「今はモデルの仕事がたくさん入り、豊かな生活ができます。12月には1500万円の収入がありました。だからもう二度と逮捕されるようなことはしません。借金がなくなったので人生をやり直せます。でも、これは私にとって幸運だっただけで、恵まれていると感じています。多くの人は二度目のチャンスさえ得られません」と話す。

 他にもスピード違反で逮捕されたベロニカ・コヴァルさん(27)もマグショットがSNSで拡散。「スーパーモデルのようだ」と話題になり、インスタグラムが人気になった。マグショットはすっぴんだが、もともとインスタに投稿していたモデル並みの画像に注目が集まっている。

〝史上最も人気だったマグショット〟とされたチェルシー・ティンぺ被告(22)は薬物密売で逮捕され、犯罪者らしからぬさわやかな笑顔で人気を集め、判決後にはモデルなどの仕事が入るとみられている。