ボクシングのWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチが24日、東京・両国国技館で行われ、挑戦者で同級1位の田中恒成(28=畑中)が王者クリスチャン・バカセグア(26=メキシコ)を3-0の判定で破り、新王者となった。田中はWBA同級王者・井岡一翔(志成)、スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)に続く日本3人目の4階級制覇をオスカー・デラホーヤ(米国)の24戦目を上回る世界最速の21戦目で達成した。
挫折からの完全復活だ。相手の攻撃をかわし、冷静にカウンターを打ち込んで優位に試合を進めた田中。8回には左ボディーからの連打でダウンを奪う、その後も危なげない試合運びを見せ、大差をつけて押し切った。
4階級制覇に挑むのは2回目だった。前回は2020年12月、当時のWBO同級王者・井岡にダウンを2度奪われ、最後はストップという屈辱の初黒星。そこからスピードを生かした攻撃的なスタイルを見つめ直し、防御に磨きをかけて這い上がった。
リング上では「これが欲しかったので、うれしいです」と喜びをかみしめた田中。そして自らマイクを握ると、まずはIBF同級王者のフェルナンド・マルチネス(アルゼンチン)との統一戦を希望。続けて「(王座を)2つ持って井岡さんとリングに立つのがリスペクト。それぐらいのものをかけてやる必要がある」と、井岡を上回る実績を上げてリベンジすることをアピールした。













