京都府警など合同捜査本部は19日までに、賭けマージャンサイト「DORA麻雀」を運営する海外法人の業務を担当している米国籍のランダル・アーロン・アシャー容疑者(36)ら男女7人を賭博開帳図利の疑いで逮捕した。オンラインカジノのサイト運営者側が逮捕されるのは全国初。乱立するオンラインカジノサイトについにメスが入った。
府警によれば、アシャー容疑者らはプレーヤー同士が対戦できる日本人向けマージャンサイトを運営し、昨年3~12月の間に客6人に賭けマージャンをさせ、金銭を徴収した疑い。
同サイトは「本物の麻雀こそ賭け麻雀!」とうたい、2011年ごろに開設され、7万人以上の会員がいた。場所代として、客のもうけから10~15%ほどを徴収し、約23億円の入金があった。
同サイトは違法性について、「海外のオンラインゲーミングの一種であるので、DORA麻雀運営自体の違法性は全くありません」と問題ないと説明し、運営会社は英王室の属領であるマン島に本拠地を置いていた。
ただ、警察庁は「海外で合法的に運営されているオンラインカジノであっても、日本国内から接続して賭博を行うことは犯罪」と賭博罪や常習賭博罪の対象で、摘発事例があると注意喚起している。
「運営が海外業者で、サーバーも海外に置かれている場合は運営会社を賭博法で摘発することはできず、実態も不明。賭客も違法とはいえ、摘発するのは困難で、グレー案件で対応に苦慮していたのが実情でしたが、昨年、警視庁が賭客を大挙摘発し、本腰を入れる姿勢を見せていた」(IT関係者)
今回、京都府警らは「DORA麻雀」が日本人向けで、日本語で利用方法や入出金方法などを説明していたことで、実態は事実上、日本国内にあると判断したようだ。
「DORA麻雀の運営会社側の違法性が認められれば、他のオンラインカジノサイトも日本人向けに特化しているところが多く、これまでのように大々的に宣伝はできなくなってくる」(同)
同サイトを利用するには身分証明書やクレジットカード番号などが必要で、身元は完全に明らかにする必要があった。府警らは客側についても賭博罪の疑いがあるとしており、捜査の行方が注目される。












