お世話になっております。最近はアイマスクを着けて寝ないと熟睡できた気がしない〝ぼっち〟記者です。変わった体験ができる喫茶店やお店を紹介する当企画、今回は〝足湯カフェ〟に潜入しました。ここ最近の寒さに気がめいっているという方は要チェックですよ…!
訪問したのは、東京・上野(台東区)にある「もみの気ハウス もみの湯上野店」さん。足湯にゆっくり漬かりながら、ハーブティーやカレーを楽しむことができるお店です。実際に訪問すると、全てのカウンターの足元にお湯が引いてありました。席に通された時点で、もう癒やされることは確定しているわけですね…。
まずは取材そっちのけで、“本題”の足湯を体験させてもらいました…。深さは20センチ強といったところで、冬場は42~43度をキープしているとのこと。足を入れた直後は少し熱さを感じましたが、慣れてくると心地よい温かさが全身に回っていく感覚がありました。しばらく何も質問せずにくつろいでしまっていたので、正直記者としては失格ですね…。
細かい部分ではありますが、湯船の縁に段差が用意されている点もありがたいです。のぼせそうになった際には足を引っかけることもできますので、休憩しつつ自分のペースで楽しむことができますよ。
さらに各座席の前に用意されているうちわや扇風機も目を引きます。こちらは足を温めながら上半身を冷やすことで、「頭寒足熱」の環境をつくるための配慮なのだとか。確かに日常生活ではまず体験しない温度差も、想像以上に快適でした。
ちなみに追加料金を支払うと、足湯に入りながらマッサージをしてもらえるという「湯もみ」のサービスも用意されています。ここまでいくと、良い意味で“反則”のような感じがするのは私だけでしょうか…。
45分の足湯体験コースにはハーブティーも付いています。
取材日にいただいたのは「シェイプアップティー」。セイロンティー(スリランカの紅茶)と「ガルシニア」という薬草をブレンドした、食前に飲むとダイエット効果があるというお茶でした。取材時はよりによって食後すぐのタイミングでしたが、バニラのような優しい風味がクセになって、一気に飲み干してしまいました。ハーブティーに対して勝手に抱いていた、“とっつきにくさ”のようなものは全くありませんでしたね。
そもそもがインド・スリランカ発祥の伝統健康法「アーユルヴェーダ」から出発しているお店であるため、茶葉やカレーのスパイスも、スリランカから輸入したものを使っているとのこと。ゾウの置物がさりげなく置いてある等、店内の端々からエスニックな雰囲気が漂っていることも納得できました。
取材にご協力いただいた薬師寺文さんによると、2012年のオープン以来、老若男女問わず様々な方が足湯を求めて来店しているといいます。コロナ禍を乗り越えた現在は、観光のついでに訪れる外国人の方も再び増加しているのだとか。上野を歩いて回った一日を足湯で締めるというプランも、なかなかすてきに感じられます。
また「夏場は客足が遠のくのでは?」という素朴な疑問をぶつけると、「冬と比べれば変化はありますが、がくっと減ってしまうということはなくて。男性のお客様は少なくなりますが、冷房等で体の中心が冷えてしまった女性の方が多くいらっしゃいますね」と教えていただきました。確かに冷え性に悩む方にとってここは、年中開いている“オアシス”のような存在ですね…。暑い時期は40度とわずかに水温を下げているそうですから、「空調に弱い」という方はぜひ“夏足湯”にチャレンジしてほしいです。
そして薬師寺さんいわく、短時間の湯もみでも、体の状態や普段の生活習慣がはっきり分かるとのこと。「冷え性だったり、目を酷使されていたりというのはすぐ分かりますね。人間にとって温まることはすごく大事なんです。冷えると気持ちが下がったり、思考が凝り固まったりもしますから。体を気づかう“入り口”として気軽にご来店いただきたいです」と笑顔でアピールされていました。
「もみの気ハウス もみの湯上野店」は、あらゆる方向からリラックスすることができる癒やしの“謎喫茶”でした。ついついシャワーで済ませていたり、知らず知らずのうちに体がガチガチになっていたりする読者の皆さん、一度足湯に漬かってじっくり自分をいたわってみるのはいかがでしょうか?
【もみの気ハウス もみの湯上野店】JR上野駅から徒歩4分。45分の足湯体験とハーブティー等のドリンクがセットになった基本コース(1100円)の他、様々な体験プランが用意されている。



















