日本代表の森保一監督が、アジアカップ(カタール)敗退後にMF守田英正(スポルティング)が行った〝異例の訴え〟について見解を示した。

 3日の準々決勝イラン戦で1―2と敗れた後、守田は試合を振り返る中で「チームとしてどういう動かし方をして、どこを狙うかはもっと明確にしないといけない」などと批判とも受け取られかねないほど突っ込んだ発言をして注目を集めた。

 4日に帰国した森保監督は、守田の発言について「チームの基本的なコンセプトやベースの部分と、対戦相手とのかみ合わせの中でのコンセプト、ベースを選手に伝えているところはある。ただ、すべての起こりえる局面を全部細かく伝えることができるかと言うと、いろいろな局面がサッカーでは起こるし、1回として同じ局面は実はない。チームが活動する中で、少しずつ全ての局面に対応できるようにコンセプトは積み上げていけている」と説明した。

 その上で「イラン戦は選手がうまく局面を打開できるだけのコンセプトの共有ができていなかったというところはあったかなとは思うが、それはまたこの経験が一つ積み上げとなって、次へのチーム力につながっていくと思っている。選手ができるだけ思い切ってプレーできるように準備していきたい」と共有できていない部分は今大会を糧にして今後改善していく構えだ。

「決まったことをやり続けるということは、相手も分析してくる。またその上を行かないといけない。チーム戦術で対処できるところと、選手が対応力を持って局面を打開できるところは両輪を持って今後チーム作りをしていきたい」との方針を示していた。

 守田の訴えがチーム再建に金言となるか。