〝戦国時代〟を抜け出すのは――。カーリングの日本選手権最終日(4日、北海道・どうぎんカーリングスタジアム)、女子決勝はSC軽井沢クラブが北海道銀行を5―4で下して初優勝。世界選手権(3月、カナダ)の代表を勝ち取った。
最後の最後にドラマが待っていた。SC軽井沢クラブは3―4と1点ビハインドで迎えた最終第10エンド(E)、スキップ・上野美優(22)が最終投でドローショットを決めて2点を獲得。試合後には「緊張するような展開だったが、最後の最後まであきらめずにショットを運べていたのが良かったと思う」と声を弾ませた。
近年の女子カーリング界は、各チームのレベルが飛躍的に向上。ある強豪チームの関係者は「今はマークするチームが一概にロコ・ソラーレだけという感じではない。日本選手権で勝つのは本当に簡単ではない」と証言するほどだ。実際に今大会は北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレやフォルティウスが2次リーグで姿を消すなど、数々の波乱が起きた大会となった。
そんな中で「新時代の主役になる」と口にしてきたSC軽井沢クラブが頂点の座を奪取。上野は「ロコ・ソラーレさんなどがずっと日本のトップとして戦っている中で、私たちは挑戦者として挑んでいく。そこからもう一歩、日本一になって主役になるという意味です」と明かした上で「日本にはトップレベルのチームが多いので、もっと成長していかないといけない」と気を引き締めた。
チームが掲げる究極の目標は「五輪での金メダル」。群雄割拠の戦いを制し、世界一に向けた大きな一歩を踏み出した。













