大相撲初場所で13勝を挙げて、大関昇進を確実にした関脇琴ノ若(26=佐渡ヶ嶽)が29日、千葉・松戸市の部屋で会見を開いた。

 横綱照ノ富士(伊勢ヶ浜)との優勝決定戦に敗れて、惜しくも初優勝とはならなかった。琴ノ若は「最後の一番で(負けて)悔しい気持ちが強い」と今の心境を明かした。

 しかし、14日目に並んでいた大関霧島(陸奥)を撃破。格上相手に大きな白星をつかんだ。琴ノ若は「2度待ったをしてしまったけど、3度目で落ち着いて取り切れた。どの一番でも(相手に)向かっていく気持ちは同じなので、星数は特別気にならなかった。でも、あの一番が、本当に今考えると大きかった」と手応えを感じていた。

 祖父は元横綱琴桜で、元関脇琴ノ若で師匠の佐渡ヶ嶽親方を父に持つ〝サラブレッド〟は、いずれ琴桜のしこ名を継承する予定。一方で、引き続き父のしこ名を継続して名乗る意向も示している。この日は「もう一度しっかりと師匠と話し合って、(伝達式)当日までに決断するつもりです」と明言を避けた。

 また、昇進の際の口上についても「多少は考えているけど、当日のお楽しみで。ネタバレはちょっと(笑い)。緊張感を持って述べたいし、それよりもかまないように」と〝秘密〟にした。新大関がどんな口上で意気込みを示すのか注目だ。