大躍進だ。大相撲初場所千秋楽(28日、東京・両国国技館)、新入幕の大の里(23=二所ノ関)が幕内玉鷲(39=片男波)を引き落として11勝目(4敗)。敢闘賞を受賞した大の里は「親方から『2桁勝ったらご褒美がある』と言われていたので、三賞を取れて良かった」と笑顔を見せた。

 日体大で2年連続アマチュア横綱に輝き、夏場所で初土俵を踏んだ。所要4場所での新入幕は昭和以降3位タイのスピード昇進。快進撃は続き、9日目に勝ち越しを決めた。

 割が崩され、12日目には横綱照ノ富士(32=伊勢ヶ浜)と対戦。しかし、番付最高位の分厚い壁にはね返された。大の里は「(横綱と)肌を合わせて対戦できたのはいい経験だった。去年まで大学生だったから、(卒業して)1年で結びが取れるとは想像していなかった。あの負けを無駄にしないようにしたい」と、さらなる飛躍を誓った。

 春場所(3月10日初日、大阪府立体育会館)は、大きく番付を上げることは確実。「15日間をケガなく取れて、勝ち越せて自信になった。来場所は(幕内)2場所目で、空気感は大体わかった。経験を生かして、来場所につなげたい」と力を込めた。優勝争いの台風の目となれるのか。