復活優勝だ。大相撲初場所千秋楽(28日、東京・両国国技館)、横綱照ノ富士(32=伊勢ヶ浜)が関脇琴ノ若(26=佐渡ヶ嶽)との決定戦を制し、13勝2敗で優勝。昨年名古屋場所以来、4場所ぶり9度目の賜杯を抱いた。
優勝力士インタビューでは「素直にうれしく思います。久しぶりの優勝? 最近、優勝するたびに久しぶりなので(笑い)。もう慣れてきました。(国技館に)来る前から(本割と優勝決定巴戦で)最低3番ぐらい相撲を取るという気持ちで足を運んできたので。2番で終わらせて良かったです」と〝照ノ富士節〟で喜びを表現した。
今場所は、持病の腰痛による3場所連続の休場明け。序盤は不安定な相撲内容が目立ち、皆勤すら危ぶまれた。それでも、しり上がりに調子を上げて最後に本領を発揮。「昨年優勝してからケガが良くならなくて、休場が続いていたんですけど。心だけは折れないように日々、頑張ってきた。病気じゃないから。ケガは痛いだけなので。それを何とか乗り越えて良かったなと思います」と苦難の道のりを振り返った。
今場所は大関霧島(27=陸奥)が綱とり、琴ノ若が大関とりに挑戦。この日の本割では霧島を退け、決定戦では琴ノ若に格の違いを見せつけた。横綱は「若い人たちが皆、番付が上がってきているので。そういう子たちと肌を合わせてやるのが楽しいですね」と貫禄たっぷり。大関昇進を決定的にした琴ノ若に向けては「力をつけてきたなというのは、相撲を取っていても感じる。もっと鍛えて次の番付を目指してほしいなと思います」とエールを送った。
最後に、かねて目標に掲げる優勝10回に王手をかけた照ノ富士は「頑張ります」と短い言葉に決意を込めた。












