快進撃だ。大相撲初場所7日目(20日、東京・両国国技館)、新入幕の大の里(23=二所ノ関)が幕内王鵬(23=大嶽)を寄り切って6勝目(1敗)を挙げた。

「昭和の大横綱」大鵬を祖父に持つ王鵬は早生まれのため学年は異なるが、2人は同じ2000年生まれ。今後角界を引っ張っていく〝ライバル同士〟の取組に注目が集まった。大の里は「前に出ることだけを考えた。(王鵬は)一個上の先輩で、(自分が)高校1年生以来の対戦だった。ずっと強い選手だったので、幕内でまた戦えて良かった」と笑みを浮かべた。

 大の里は所要4場所でのスピード入幕から、勢いそのままに白星を積み上げている。今後も勝ち続ければ、番付上位の力士と対戦する可能性も出てくる。「これから、これ以上に強い人と当たる。あまり器用な方じゃないので、考えずに立ち合いの一歩目に集中して頑張りたい」と闘志を燃やす。

 優勝争いでは元大関の幕内朝乃山(29=高砂)が無敗で、大関霧島(27=陸奥)、関脇琴ノ若(26=佐渡ヶ嶽)、幕内阿武咲(27=阿武松)と1敗で並ぶ。そうそうたる顔ぶれと同じ勝ち星だが、大の里は「最終的な目標は勝ち越しなので」と控えめだが、それ以上も期待できる奮闘ぶりだ。