優勝争いに暗雲だ。大相撲初場所7日目(20日、東京・両国国技館)、横綱照ノ富士(32=伊勢ヶ浜)が元大関の幕内正代(32=時津風)に寄り倒されて痛恨の2敗目を喫した。

 立ち合いで正代のもろ差しを許し、一気に土俵際まで追いやられると、最後は寄り倒された。土俵上にあおむけたなって、ぼうぜんとした表情を浮かべた。取組後に照ノ富士は取材に応じず。金星を獲得した正代は「久しぶりに終始、攻めの相撲だった。座布団が飛んで初めて(勝った)実感がわいた」と充実した表情を見せた。

館内では座布団も飛んだ
館内では座布団も飛んだ

 持病の腰痛の影響で3場所連続休場。再起をかけて約半年ぶりに出場したものの、前半戦でまさかの2つの黒星。優勝争いでは元大関の幕内朝乃山(29=高砂)が無敗をキープしており、大関霧島(27=陸奥)、関脇琴ノ若(26=佐渡ヶ嶽)ら4人が1敗で続いている。勝負の後半戦に向けて、横綱は意地を見せられるか。