期待に応えられるか。大相撲初場所5日目(18日、東京・両国国技館)、大関経験者の幕内朝乃山(29=高砂)が幕内平戸海(23=境川)を一方的に寄り切り、無傷の5連勝で序盤を終えた。この日は立ち合いで相手と呼吸が合わず「〝待った〟かなと思った。僕の手つきが悪い。そこがダメでした」と反省しきり。勝ちっ放しにも「まだ5日」と気持ちを引き締めた。

 この日は国技館内で宮城野親方(元横綱白鵬)のトークイベントが開催された。これまで同親方は右四つの形を持つ朝乃山を何度も優勝候補に推してきたが、ことごとくV逸。「ずーっと朝乃山と言ってましたから。もう、あいつはアカンと思って(笑い)。もうダメだ」と冗談を交えながら「朝乃山というのは角界で一番、形を持っているんですね。彼の形というのは角界、関取の中で一番。なのに…ここでは言わない」と、もどかしさを口にした。

 それも、期待の裏返し。序盤で好スタートを切った朝乃山は、大横綱を納得させる結果を残せるか。