サプリの中でもDHAとEPAは中高年に人気だ。その選び方と摂取する場合の注意点を専門家に聞いた。
【続々登場するサプリ】
DHA、EPAを含むサプリはたくさん登場している。
「先日も近所のすし屋でDHAとEPAのことが話題になりました。私の友人が『アジには健康にいいDHAやEPAがいっぱい入っているので』と言いながらアジを注文しました。すると、カウンターの隣にいたお客さんが『DHAとEPAなら、最近はトクホのいいサプリが出ていますよ』と教えてくれました」
こう話すのは医学博士の中原英臣・西武学園医学技術専門学校東京校校長だ。
確かに、ドラッグストアやネット通販などで売られているサプリを数多く目にする。そうした中で「ディアナチュラゴールド DHA&EPA」(アサヒグループ食品)を始め「DHA・EPAプラスクリルオイル」(極洋)や、授乳期の女性向けの「ママのDHA」(森永)などは人気が高いとされるが、数多いDHA、EPAサプリをどう選べばいいのだろうか。
むろん、機能により自分が必要とするものを選ぶのだが、サプリの機能性についてはメーカーの宣伝文句をうのみにはできない。比較的信頼度が高いのは中原博士の話にも登場した「トクホ」、つまり特定保健用食品だとされる。
【機能性表示食品より信頼度が高いトクホ】
日本では法律によって食品に機能をうたうことが認められていない。例えば「高血圧の予防になる食品」などといった表示をすることは許されないのだ。
だが、食品の中でも栄養機能食品、特定保健用食品(トクホ)、機能性表示食品の3つは、食品ではあるが特別に機能表示が認可されている。このうち栄養機能食品はビタミン、ミネラルなど科学的に確認されているものであり、トクホは認可を得る段階で国が機能を確認したものだが、機能性表示食品は届け出だけで機能を表示することが認められている。
当然のことながら、届け出だけでいい機能性表示食品は機能性を表示するためのハードルが低いため、サプリの中でも多くなっている。しかし、チェックが緩いのだから玉石混淆になりやすく、それだけ信頼性は低くなる。つまり信頼性の点で言うなら栄養機能食品やトクホは信頼度が高いが、それ以外の認可を得ていないサプリは必ずしも信頼できるとは限らない。サプリと一口に言っても信頼度はピンからキリまであるのだ。
トクホには特定保健用食品であることの表示がある。機能性表示食品やそれ以外の一般の健康食品よりは安心して選べることになる。
とはいっても、サプリはその名のとおり栄養補助食品だ。食事で十分に摂取できれば補助する必要はなく、サプリを取るまでもない。
中原博士も「サプリでDHAやEPAを取るよりも、本来はアジ、サンマ、マグロなど新鮮な海産物を食べるのが一番だということは忘れてほしくないですね。健康で長生きするにはトクホばかりに頼らずに、やはり月に何回かはアジの握りをつまみたいものです」とアドバイスしてくれた。












