〝神セーブ〟で頂点に王手だ。全国高校サッカー選手権の準決勝(東京・国立競技場)が6日に行われ、青森山田(青森)が市立船橋(千葉)を撃破。1―1から突入したPK戦を4―2で制し、決勝進出を決めた。

 その立役者となったのは、相手のPKを2本止めたGK鈴木将永(3年)だ。飯塚(福岡)との2回戦でもPK戦で好セーブを見せており、チームの窮地を何度も救ってきた。正木昌宣監督(42)は「PK戦に関しては、うちには絶対的なキーパーがいる。誰よりも早く出てきて練習したり、練習が終わっても残ってやったりという姿を見ている。準備してきたものが結果として出た」と全幅の信頼を置いている。

GK鈴木将永がPK戦で見せたスーパーセーブ
GK鈴木将永がPK戦で見せたスーパーセーブ

 チームメートの間でも「最後に将永がいるので、自分たちも積極的に前でプレーしたり、チャレンジができたりする。試合で引き分けていても、PKにいけば絶対止めてくれる」(DF山本虎主将=3年)、「練習で将永を相手にPKを蹴ると、すごく圧を感じていやらしさがある。PK戦になれば心強いので、負ける気はあまりしない」(MF杉本英誉=3年)と信頼は絶大だ。

 周囲の高評価にも、鈴木は「GKには出番がないのが、いい勝ち方」と冷静。近江(滋賀)との決勝(8日、国立)に向けて、絶対守護神の存在は頼もしい限りだ。