ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者となった井上尚弥(30=大橋)に敗れたマーロン・タパレス(31=フィリピン)のファイトマネーに注目が集まっている。

 タパレスは26日の井上戦で10回KO負けを喫し、無念の王座陥落となった。失意の帰国となったが、母国フィリピンのメディアでは今回の一戦が〝大成功〟だったと指摘されている。

 同国メディア「スピン」は「タパレスはリングでは負けたが、人生では勝った。タパレスは井上戦でいくら稼いだ? 彼にそんなに同情しないでいい」と題して、巨額のファイトマネーを手にして人生が激変した様子を特集している。

「彼は殴られたが、打ちのめされたわけではない。有明アリーナでの大失敗は10回KO負けだったが、打撲傷については同情しないでいい」と指摘して上で「マーロン・タパレスは、彼と彼の愛する人たちに将来安泰な経済的利益を打ち立てたばかりだ」とガッポリ稼いだと分析する。

 タパレスのプロモーターであるMPプロモーションのショーン・ギボンズ社長は「モンスターとのファイトマネーのおかげで、彼はこれから家を建てたり買ったりして、家族の面倒まで見ることができるだろう」と明言。タパレス本人だけでなく一族全員が将来にわたってセレブ生活を送れるほどの〝メガマネー〟を手にした。

 そのため同メディアは「リングで負けたが、人生では大きな勝利を収めた。タパレスは、このスポーツによって人生が永遠に変わった」とまさしく人生が一変した様子を伝えている。

 井上の影響力の大きさが改めて浮き彫りになった。