第102回全国高校サッカー選手権が28日に国立競技場で開幕したが、かねて懸念されているピッチの状態の悪さがまたもや目立ってしまった。

 開会式の後に、早実(東京B)―広島国際学院(広島)が対戦。両校の熱戦が繰り広げられる一方で注目を集めたのが〝劣悪ピッチ問題〟だ。

 今年は国立でJリーグの試合が多く開催され、暖冬で冬芝が生育しにくい状況に。さらに冬場を迎えてサッカーやラグビーの試合が過密日程で開催され、ボコボコに荒れた芝の状態が物議を醸している。9日の天皇杯決勝では川崎のDF山根視来が「難しかった。とにかく土が多かったので、ロングボールすらまともに蹴れないグラウンド状況だった」と悲鳴を上げ、視察した日本代表の森保一監督も来年1月1日にタイ戦を控えていることもあり「たしかにグラウンドはいい状態ではないと思った」と不安を口にした。その後も国立の酷使は続き、18日のシャフタル・ドネツク(ウクライナ)―福岡戦でも改善されていなかった。

 そうした中で開催された選手権開幕戦では、改善された箇所もあったが全体的には劣悪な状況は変わらず。ファンからはSNS上で「これが国立の芝なのか。ボロボロにみえる」「相変わらず国立競技場の芝きったないなーボコボコだし土見えてるし」「なんか国立の芝の状態悪くない? なんかピッチの斜めに車輪の跡みたいなのあるし…あと4日後に日本対タイの代表戦やるんだよね?」と懸念の声が続出した。

 さらに「国立の芝あんまり状態良くなさそうだしピッチ外のグリーンがなんとも…国立なんだから芝もっと綺麗に出来るんじゃない? 隈研吾がつけた屋根がやっぱり邪魔してるんじゃないか 芝生が成長出来るような設計にはなってるみたいだけど」と設計が芝の生育に適していないとの指摘も出ている。

 今後も国立ではスポーツイベントがめじろ押しだけに不安は高まるばかりだ。