参院会派「NHKから国民を守る党」に所属する斉藤健一郎参院議員が27日、自身のユーチューブを更新し、みんなでつくる党の大津綾香代表から来年1月に総務省へ提出する党所属の署名を依頼する文書が届いたことを明かした。

 国政政党は毎年1月1日を基準に総務省へ所属する国会議員を報告し、その人数と前回の衆院選、前回と前々回の参院選の得票総数と合わせて、政党交付金の額が決定する仕組みになっている。

 大津氏と斉藤氏との間では旧政治家女子48党(旧NHK党)の代表権争いが行われており、登記上は大津氏が代表となっている。

 文面で大津氏は「本党の所属国会議員である貴殿には令和6年1月10日(必着)までに下記の住所宛に同封の『承諾書及び宣誓書』のご提出を頂きたく、本状を以てお願い申し上げます」と記されていた。同時に「本当を離党なさる場合には同封の離党届をご送付ください」とも記されていた。

 当初、立花孝志氏や斉藤氏は約11億円の借金返済のためにみんなでつくる党の所属にならざるを得ない苦悩を打ち明けていたが、先週になって、方針転換。立花氏は「あえてこちらの方から所属させてくれということはやめる。党首を名乗る人物と国会議員が連携できないことは問題」と大津氏から直接頼み込んでこない場合は、斉藤氏と浜田聡氏を党から引き上げる姿勢を見せていた。斉藤氏ら2人が離党した場合、大津氏は別の国会議員をスカウトできなければ、来年分の政党交付金を受け取れなくなる。

 斉藤氏は「結論からいうとまだ決めておりません。気持ち的には残りたくないのが正直なところ。(大津氏は)立花党首が築き上げてきた党を乗っ取ってきた形になって、債権者にもすごい心配をかけている。最初、立花さんに不正があって逮捕されるという話を言っていたがどうなったのか。そんな方と信頼関係をやっていく状態ではありません」と素直な気持ちを吐露した。

 一方で債権者に迷惑をかけたくない気持ちもあり、「向こうの出方次第です。このまま残ると政党交付金が3億円入るが、無条件で所属するのでは大津さんがどのような使い方をするか全くわからない。その数字を見せてくれといっても絶対見せない。それこそ不明瞭で、私利私欲のために使いかねない。所属はしたくないが、条件次第では残らざるをえない。ギリギリまで判断は保留したい」と離党もやむなしで、越年で検討していくことになる。