あとは〝ご褒美〟を満喫するのみだ。フィギュアスケートの世界選手権(来年3月、カナダ・モントリオール)の代表選考会を兼ねた全日本選手権最終日(24日、長野・ビッグハット)、女子フリーは世界選手権2連覇の坂本花織(シスメックス)が154・34点をマーク。合計233・12点で3年連続4度目の優勝を飾った。

 善光寺パワーで快挙達成だ。大会前に体調を崩した坂本だが、ショートプログラム(SP)時には完全復調。さらに散歩で善光寺を訪れ、参拝だけでなく「いろんなお店があったので、目星をつけていた」。細かくチェックするあまり、公式練習に遅刻しそうになり「時間ギリギリになって猛ダッシュした」というが、坂本らしさが戻ってきた証拠だった。

 今大会の優勝を受け、世界選手権の代表に内定。今季は「日本選手権&世界選手権3連覇」を目標に掲げる中で、最初の関門をクリアした。島田麻央(15=木下アカデミー)、上薗恋奈(13=LYS)ら若手に負けじと、世界の頂を知るスケーターが改めて存在感を示した。