〝大技〟に挑み続ける理由とは――。フィギュアスケートの世界選手権(来年3月、カナダ・モントリオール)の代表選考会を兼ねた全日本選手権最終日(24日、長野・ビッグハット)、女子フリーが行われ、住吉りをん(20=オリエンタルバイオ・明大)は128・52点をマーク。合計185・22点だった。
弱い自分と懸命に戦った。22日のショートプログラム(SP)は、精彩を欠いた演技で17位。23日の公式練習は氷に上がることも怖かったというが、フリーでかねて特別な思いを抱く4回転トーループに挑戦。「今回は今までで一番調子が悪い中で臨むことになってしまって、不安しかなかったが、ここで抜くという選択肢は自分の頭の中にはなかった」と意図を明かした。
攻めの姿勢を貫くのは、さらに強くなるためだ。「もう周りを気にしている場合じゃない。自分がやりたいことをやる以外何もない。やりたいからやるし、挑戦することに意義がある」と切り出した上で「ここで悔しい思いをしたから折れるんじゃなくて、何度悔しい思いをしても、何度つらい思いをしても、はい上がらないといけない。いつか自分が頑張ってきてよかったと思えるように、これも1つの試練なのかなと思って頑張りたい」と決意を新たにした。
ここで終わるわけにはいかない。笑える日まであきらめずに走り続ける。












