フィギュアスケートの世界ジュニア女王・島田麻央(15=木下アカデミー)は、大技の成功にも無念さをにじませた。

 世界選手権(来年3月、カナダ・モントリオール)の代表選考会を兼ねた全日本選手権(長野・ビッグハット)のショートプログラム(SP)でトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に挑戦する意向を示していた中、22日のSPでは見事に着氷した。

「降りられたことはよかった」と振り返る一方で、3回転ルッツで転倒したこともあり、65・23点で7位発進。「最近ずっとミスをしているルッツでミスをしてしまった。悔しい気持ちでいっぱい」と唇をかんだ。

 前回大会3位の島田が今大会で優勝すれば、伊藤みどり氏以来、39年ぶりの中学生女王となる。首位の坂本花織(23=シスメックス)とは約13点差。厳しい状況ではあるが「SPで悪くてもフリーで切り替えることは何度もやっている。表彰台は遠くなってしまったけど、プラスにとらえたい」と開き直りの境地に立っている。

 勝負のフリーは24日に行われる。「1日空くので、ちゃんと振り返っていい演技で終わりたい」。納得のいく形で2023年最終戦を終えることはできるか。