〝恒例行事〟を続ける理由とは? 来年1月2、3日に行われる第100回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の記者発表会が11日に行われ、青学大の原晋監督(56)は「負けてたまるか大作戦」を発令した。

 2年ぶり7度目の総合優勝を目指す青学大は、佐藤一世(4年)、太田蒼生、(3年)、黒田朝日(2年)らをエントリー。原監督は「今は優勝しか求められていない大学になった。やっぱり負けると面白くない。前半から『負けてたまるか』という思いで走りたい」と命名の経緯を明かした。

 原監督の「大作戦発令」は第89回からスタート。現在は箱根駅伝だけでなく、出雲駅伝、全日本大学駅伝でも定番となっている。一部からは「マンネリ化」を指摘する声もあるが、積極的にメディア出演する名将ならではの強い信念が込められている。

 その意図については「結果として多くの陸上ファン、青山ファンをつくっていきたい。私の働く職場のステージ、陸上の指導者のステージが上がることは経済的、尊厳的な面での価値を上げることにつながる」と説明。その上で「箱根を目指すアスリートのパイも増えるだろうし、陸上界の業界の発展にもつながるのでは。陸上界に携わる人間としてより価値のあるフィールドにしていきたい」と競技全体の活性化を目指している。

 今大会の本命は、史上初となる2年連続大学駅伝3冠に王手を懸けている駒大だ。原監督は「ライバルチームだが、史上最強軍団だと認めざるを得ない」と感服しつつも「今の箱根駅伝で優勝するためには、どの区間も重要。常にどの区間でも30秒以内でタスキをつないでいけば、何が起こるか分からない」とニヤリ。〝原マジック〟でお茶の間を驚かせることはできるか。