フィギュアスケートの体験型エンターテイメントイベント「BIS F24~THE BEGINNING OF THE ICE SHOW~」(来年1月26~28日、アクシオン福岡)では〝新領域〟の演出・企画が執り行われる。

 当イベントでは五輪2大会出場で2012年世界選手権銅メダルの鈴木明子氏(38)、五輪2大会出場で世界選手権を2度制した安藤美姫氏(35)、14年四大陸選手権覇者の無良崇人氏(32)らによる演技だけでなく、観客の参加型をテーマとした演出・企画を準備。通常のアイスショーでは、飲食禁止、撮影禁止が主流だが、今回は全席で飲食が可能となっている。さらにはアナウンサー体験やカメラマン体験などを通じて、誰もが楽しめる環境づくりを進めている。

 かねて福岡県側は「アジアの玄関口」として、国際的なスポーツイベントを多く開催する「スポーツの街」を目指している。当イベントを主催する福岡県スポーツ推進基金の担当者は「今までにない体験をみなさんにしてもらう中で、ショーをただ見るだけでなく、観客同士のコミュニケーションだったり、新しいスポーツの楽しみ方を知ってもらいたい」と狙いを明かしつつ「将来的には福岡に多くの大会を誘致したり、福岡をきっかけに体験型のイベントが国内外に広まってくれたら」と未来像を語った。

 アナウンサー体験やカメラマン体験をリンクサイドで実施するなど、非日常的な時間を過ごせるのが当イベントの魅力。同担当者は「例えばどのタイミングでスケーターを撮影するのか、どの場面でアナウンスを入れるのかなどは、観客席からはなかなかわからない。職業体験に近いが、スケートの裏側を見たい大人の人も体験してほしいし、幅広い層に楽しんでもらいたい。もっとスケートと近い距離で選手たちの立ち振る舞いを知ってもらえたら」と見どころを述べた。

 新しい形のアイスショーの実現に懸ける思いは、担当者だけでなく、出演者も同じだ。9日からのチケット販売を前に、無良氏は「僕も今までたくさんのアイスショーに出演させていただいたが、BIS F24はさまざなな新しい取り組みや体験に挑戦しようとしているエンターテイメントで、今、まさにつくり上げている最中です。ぜひ、会場にお越しいただき、皆さんも一緒に参加・体験してください」と呼びかけた。福岡の地で今までにない物語が幕を開ける。