WWEマットで元IWGPジュニアヘビー級王者のドラゴン・リーが、存在感を高めている。

 ルチャリブレのスーパースターは、新日本プロレスでも活躍。2019年4月にIWGPジュニア王座を奪取し、20年1月5日の東京ドーム大会ではライバルの高橋ヒロムとともに獣神サンダー・ライガー引退試合の相手を務めた。米AEWを経て今年からWWEに参戦。超絶の空中殺法を武器にNXTで活躍すると、秋には早々とメインロースターに昇格した。

 11月17日のスマックダウンではアクシアムと一騎打ち。WWEマットでは珍しいマスクマン同士の激突となったが、すさまじい大空中戦の末に変型DDTで勝利した。会場から「これぞ名勝負!」の大チャントが起きる激闘で一気に評価を高め、同25日の「サバイバーシリーズ」では負傷欠場のカリートに代わって、プレミアムライブイベント(PLE)に初出場を果たした。サントス・エスコバーに惜敗したものの、強烈なアピールに成功した。

 今週のNXTでは、「NXTデッドライン」(9日、コネチカット州ブリッジポート)でNXT北米王者ドミニク・ミステリオに挑戦するはずだったウェス・リーが、負傷のため欠場を表明した。闇落ち軍「ザ・ジャッジメント・デイ」の一員で嫌われ者のドミニクは、「俺はマミー(女子世界王者リア・リプリー)と休みをとるよ」と王座戦を中止にするという。

 ここで大型ビジョンに、ドミニクの父で敵対するWWE殿堂者レイ・ミステリオが登場。「息子よ。残念だが、休みはとれないよ。私はお前から王座を奪う男のセコンドに就く。その男とは私の兄弟であり、友人であり、ルチャリブレの未来、ドラゴン・リーだ」と紹介すると、ドラゴン・リーが現れた。

 元IWGPジュニア王者はドミニクにパンチを叩き込み、ダイビングチョップをくらわした。さらに北米ベルトを手に王座奪取を予告した。これを受け、ウェス・リーの代役としてドミニクとの王座戦が正式決定。ケガで欠場中のミステリオ父のセコンド出陣も決まった。

 8月の同王座戦ではリアの介入もあってドミニクに敗れたが、バックステージでは「俺はやるべきことをやる。タイトルを奪ってやる」とリベンジに気合満点。WWE殿堂者に「ルチャリブレの未来」と言わしめたドラゴン・リーが、ルチャの新たな歴史をつくれるか注目だ。

 NXTは「ABEMAプレミアム」にて視聴可能。