元K―1世界3階級制覇王者・武尊(32)が、日本格闘技界の〝改革〟に着手する。来年1月28日に東京・有明アリーナで開催されるシンガポールの格闘技イベント「ONEチャンピオンシップ」ではロッタン・ジットムアンノン(26=タイ)と対戦。国内での試合は2022年6月の「THE MATCH」で那須川天心に敗れて以来となる。18年6月に那須川と激闘を繰り広げた強豪相手に何を見せるのか。アマチュア格闘技が話題を席巻する現状に思うことは?
――〝破壊神〟の異名を取る強敵と対戦する
武尊 日本でこの試合ができるのはうれしいし、ONEとロッタン選手に感謝しています。日本のファンのみなさんには負けた姿が最後の姿になっているので、今回必ず勝つ姿を見せたいです。
――那須川戦はまだ引っかかっているのか
武尊 そうですね。僕の格闘技人生の中ではすごく大きな負けで、失ったものは僕の中ですごくたくさんありましたから。それを取り戻すには、この試合に勝つしかないというか。勝つことで自分の中で納得できるかなって。
――新たな姿を見せられるか
武尊 今回、立ち技世界一って言われている「ONEチャンピオンシップ」でのデビュー戦になるので、「新章」という言葉がふさわしいかと思います。スタートでもあるし、集大成でもあるので。今まで培ってきたものと背負ってきたものを全部持って戦いに挑もうかなと思います。
――具体的には
武尊 この2人がやったら殴り合い以外ないと思う。正々堂々、正面からの殴り合いでロッタン選手を倒したいですね。日本で世界最高峰の殴り合いを見せて、それを世界に発信したいです。
――常に新しい技術を積極的に取り入れている
武尊 それはずっとですね。(ふくらはぎへの)カーフキックだったり、(レバーを狙う)三日月蹴りだったり、最近だと(奥足を蹴る)与座キックもですけど。後輩の技だろうが関係なく、いったんは勉強します。進化した姿を見せられる? そうなるといいと思います。楽しみにしていてほしいです。
――食事などコンディショニングで気をつけていることは
武尊 勝つための食事をするようにしています。どうしたらもっと体が強くなるか、回復するかを常に考えているので、そこも戦っているし。あとは「1日休み」をつくらないようにしています。僕、動かない日がないんです。
――えっ、休みなし
武尊 アメリカでトレーナーさんに習ったんですけど「アクティブ・レスト」といって、何もせずに寝て休むよりも、動いて体を休めた方が血流も良くなって回復するって言われているんです。だから休みの日も軽いジョグとか軽いミット打ちをしています。
――これからの格闘技界をどうしていきたいか
武尊 一生懸命プロで頑張っている選手たちが認められる業界にしていきたいです。「Breaking Down」とか話題をつくることでお金がもらえたり、試合が注目されたり大きい会場でできたりっていうふうな業界になっていっているので…。それだとエンタメの分野になっちゃうし、ほかのスポーツと同じように実力があって努力している人が認められる業界にしたいです。
――そのためにも自身が道をつくる
武尊 はい。僕がそれを見せていかないといけないと思います。そういう意味でONEやABEMAとの契約を公表して「努力し続けたことで、こういう評価してもらえるんだよ」っていうのを見せられたので。そこに夢を持ってもらえるように頑張っていきたいです。












