【カップめん評論家 taka :a 激推し!トレンド最前線】次々と発売される新作カップめん。分かるようで分からないそれぞれの特徴を大人気ブロガーが解説しつつ紹介します。

 今回は冬に食べたい、体も温まりそうなこの5品!

【凄麺の新潟とは別物!?】セブン‐イレブン「極麺処 新潟背脂煮干し醤油」(358円+税)

 極麺処(きわみめんどころ)とは、セブン‐イレブン限定の〝ちょっと贅沢〟なブランドで、製造者はニュータッチのヤマダイ。第1弾の「札幌」と「横浜」を皮切りに「熊本」と続いたシリーズ第4の新作は「新潟」ということで、ちょっと待てヤマダイの新潟といえば「凄麺」にも存在するじゃないかと。

背脂加工品ガッツリで、煮干の味もかなり残ります
背脂加工品ガッツリで、煮干の味もかなり残ります

 現在「凄麺」の価格は255円+税(あたおかレベルの安さでございます)なので、セブンの「極麺処」は自ずと価格的なハードルが高くなるのですが、ふたつの「新潟」を食べ比べてみたところ、醤油の個性は「凄麺」に分があったのに対し、背脂の芳ばしさと煮干の効き目については圧倒的な差で「極麺処」に軍配と見事にカニバリを回避していました。これは前々から感じていることなんですけど、ヤマダイに予算を握らせたら危ないかも、マジで。

【なりたけ史上最大の背脂推し!】ファミリーマート「背脂好きに朗報です。なりたけ監修 みそラーメン」(297円+税)

11月21日発売
11月21日発売

 なりたけとは、千葉県船橋市に本店を置く背脂チャッチャ系の名店で、創業者の成田達秋氏は〝元祖ギタギタ系らーめん〟で有名な「らーめん弁慶」の出身。背脂を大量にトッピングした「こってりらーめん」を看板に、現在は国内に6店舗を展開しています。

こってり派の方は要チェック
こってり派の方は要チェック

 実は7年以上前からファミリーマートのカップめんを監修しており、近年は3月に「しょうゆラーメン」を、11月に「みそらーめん」を展開するサイクルが生まれているのですが、今年の「みそラーメン」はタイトル通り過去もっとも背脂の存在感が際立った一杯。その芳ばしさについてはもちろん、発酵感が印象的な味噌のコクも味わい深く、濃厚なスープに負けない大盛り仕様のノンフライめんも見どころ。ぶっちゃけ具材はショボいといわざるを得ませんが、めんとスープで充分に元は取れる逸材です。

【超濃厚な一杯。これぞ、無鉄砲。】ローソン「超豚骨 京都無鉄砲 濃厚ドドド豚骨」(398円+税)

11月14日発売
11月14日発売

 無鉄砲(むてっぽう)とは、とんこつラーメン好きの間で知らぬ者はいない有名店で、店主の赤迫重之氏は自他共に認める豚骨馬鹿。現在はローソンとのタイアップに積極的で、同店監修のカップラーメンも4年以上前からローソン限定商品となっているのですが、いつもの縦型ビッグ(濃厚ド豚骨)とは異なる大判どんぶり型の「濃厚ドドド豚骨」を初めて展開。

まろやかでコク深い醤油感で豚骨の濃度も尊重
まろやかでコク深い醤油感で豚骨の濃度も尊重

 お値段は398円+税ということで、ごりごりのハイクラス系ではあるものの、骨粉を彷彿とさせる粉末スープに、炊き出し感が強い液体スープ、そして特製香味油は上品にコッテリ臭い、それぞれ異なる役割を持った3つの小袋で仕上げる高濃度スープは圧巻でした。具材には期待できない一杯になりますけど、スープにウェイトを置いているなら要チェックです。

【「スンドゥブチゲを〝どん兵衛流〟にアレンジ】日清食品「日清のどん兵衛 スンドゥブチゲうどん」(236円+税)

11月20日発売
11月20日発売

 スンドゥブチゲとは、日本でいうところの汲み出し豆腐に相当する純豆腐(スンドゥブ)を使用した鍋料理(チゲ)の総称で、誕生は1960年頃。当初は慎ましい料理だったようですが、1990年代にアメリカで爆発的な人気を博し、そこから日本に伝わってきました。そんなスンドゥブチゲを「日清のどん兵衛」流にアレンジということで、まぁズッコケることはないだろうと踏んではいたものの、まず驚いたのがアサリの旨み。

瞬発力のある辛さ
瞬発力のある辛さ

 舌の脇にキュッとくる二枚貝ならではの旨みが想像以上に強く、純豆腐ではないけれど、フリーズドライの豆腐も入り、めんは「日清のどん兵衛」ならではのフライうどんと隙を見せないフレームワーク。そこそこ辛味が強いので、唐辛子の刺激が苦手な方にはオススメできない一杯になりますが、想像からの期待を裏切らない名作です。

【和風カップめんのNo.1ブランドがソルロンタンに着目】日清食品「日清のどん兵衛 ソルロンタン風うどん」(236円+税)

11月20日発売
11月20日発売

 さらに「スンドゥブチゲうどん」の相棒として、即席カップめん業界でも珍しいソルロンタンにも着目した日清食品。ソルロンタンとは、ざっくり要約すると牛骨白湯(ぱいたん)的なスープで、それ自体は韓国料理専門店でも珍しくないメニューになりますが、うどん入れちゃうの? 大丈夫? などと、楽しみ半分、不安も半分だった実食前。

過去にない組み合わせです
過去にない組み合わせです

 しかし、なるほど豚や鶏では出せないタイプの、それでいて牛は牛でも牛脂とは違う、まろやかでコク深い旨みと独特のクセを感じるスープが個性的で、うどんに忖度した要素は一切なし。にもかかわらず、まったく違和感もないところに「日清のどん兵衛」らしい凄みを感じました。でも、うどんがスープを弾く嫌いがあったので、一体感を高めるために〝調理後、追加で5分待つのがオススメ〟です。

 各商品の詳しいレビューはブログ「本日の一杯 -Cupmen review blog-」参照。

 ※表示価格は発売時のメーカー希望小売価格です。スーパーなどでの販売価格は希望小売価格よりも安くなるケースが一般的ですが、コンビニでの販売価格はメーカー希望小売価格+8%を目安にしてください。