レジェンドが緊急提言だ。元日本代表FW武田修宏氏(56=本紙評論家)が、森保ジャパンの21日の北中米W杯アジア2次予選シリア戦(サウジアラビア・ジッダ)を総括。放映権を巡る問題が物議を醸す中、地上波でのテレビ中継の重要性を訴えた。
【武田修宏Take it easy】シリア戦では、日本が事前にしっかり分析、対策を行って臨み、それを選手が実行できていた。森保監督が常々言っている「継続」と「積み重ね」。これがよく表れた試合になったと思う。
まず強調したいのは、守備陣。相手のシュートはミャンマー戦では0本、シリア戦では2本に抑え込んだ。個々の能力に加え、連係面も向上して盤石の体制になりつつある。攻撃陣では、先制ゴールのMF久保建英(レアル・ソシエダード)。得点への意識がより高まっていて、ゴールに絡むプレーが確実に多くなっている。トップ下として空いたスペースでゴールに向かい、周りも生かすことができる。4アシストのMF伊東純也(スタッド・ランス)はクロスの質が安定して高い。2人に共通するのはドリブルの仕掛けもさることながら、守備でハードワークできる点だ。
また、今回の試合では放映権の問題で国内視聴ができなかったことも大きな話題となった。サポーターも僕たちも見たいけど、日本代表が強くなって注目度も増し、相手側も値上げをする。日本だったら(高額でも)出すと相手は見て、今まではある程度払っていた。時代の背景もあり、こういった問題は、これからいろいろと出てくるだろう。すぐにまた北朝鮮(来年3月21、26日=会場未定)との試合もある。
ただ、テレビで放映しないとニュースや情報番組でも扱わなくなり、一般ファンとの距離ができてしまう。どんどんサッカーからファンが離れていく。特に子供たちは今でもテレビの影響が大きいし、それこそわれわれサッカー関係の仕事もなくなる。難しい判断にはなるだろうが、未来への影響を考えると、できればテレビで中継をやってもらいたい。












